カーボンオフセットという言葉もようやく浸透し始めて、環境に対して意識の高い消費者が個人レベルでもカーボンオフセットする人もちらほらではじめてきているけれども、一方で個人が環境対策に取り組むにあたってもっとわかりやすい経済的な動機が必要で、そうでないと普及は難しいという意見もある。

そもそもカーボンオフセットではオフセットするために消費者がカーボンオフセットを扱う企業や団体に対してオフセット分の支払いをすることになるので、金持ちのための免罪符といったうがった見方もある

一方韓国ではカーボンオフセットのように消費者の良心にたよって環境のための資金を拠出してもらうのではなく、反対に環境対策に対するインセンティブをカーボンキャッシュバックとして消費者へ還元する事で環境対策(にいい商品への切り替え)を促そうとしてる。

カーボンキャッシュバックとは韓国政府が国内大手のマーケティング会社、SKマーケティングアンドカンパニーと提携して10月より展開するもの。

Dynamic Koreaによると

この制度は、全国の約3000万人が利用するOKキャッシュバック・カードや炭素キャッシュバック専用カードを所有する者が関連製品を購入した場合にポイントを付与し、OKキャッシュバック・ポイントと同じように、ポイントを多様な方法で使用できるようにする方法で施行される。

炭素キャッシュバック制度の参加企業は、同制度の運営会社から広告宣伝費の免除、またエネルギー管理公団からは運営手数料の免除などの様々なインセンティブの提供を受けることができ、OKキャッシュバック・ブランドを通じた製品の販売効果が期待される。

ということで、日本の大手電気店が行っているようなポイントカードシステムを韓国国内で全国的に展開し利用範囲も広いので消費者への参加意欲はカーボンオフセットよりも高いのかもしれない。

気になるキャッシュバックの還元率は

国が始めた炭素キャッシュバック!省エネ商品を買うとポイントが貯まる:趙 章恩「Korea on the Web」によると

炭素キャッシュバック制度の参加企業はまだ募集中とのことで、当分は販売価格の1〜5%をポイントに貯めてあげる方針だという。OKキャッシュバッグの加盟店で購入した場合には重複積立も可能とのこと。

らしいので、利率もそれなりに実用的でかなり使える制度になるんじゃないかと思う。

電子マネーがそれなりに普及している日本でもし同じような制度を展開するとして具体的に想像すると、お財布携帯にカーボンキャッシュバックポイントをためれて、大手家電量販店の独自ポイントがカーボンキャッシュバックポイントに交換できるようになるとかなり大きなインパクトになるのではないのかな。

それでも、あくまで消費行動による環境対策になるので「新しい消費行動」、つまり既存の家電を省エネタイプの家電に買い替えるなどの「消費行動」を行わないと貢献できないのが環境原理主義の人たちから

「そんなのは目先のまやかしだけで、実際には環境負荷は高まっている」

なんて言われてしまうので、政府なりが環境対策をしっかりとフィードバックしないといけないだろうな。

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このページは、fruitsが2008年9月19日 08:04に書いたブログ記事です。

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